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弁護士雑感56~こんな事務所は要注意

 以下は、実際にあったご相談をもとに、弁護士である自分が、依頼する弁護士を探す立場だったら、絶対に選ばないであろう事務所を考えてみました、、

 

 1 契約の時だけ弁護士が出てきて、あとは、弁護士資格のない事務員がすべて対応。電話しても、弁護士ではなく事務員としか話せない、、、

 →実質的な非弁活動(弁護士でなければできない活動を、弁護士資格のない人間が有償で行う行為で違法)をされている可能性があります。弁護士が最終確認はしている体をとることで、非弁活動ではないと主張されると思いますが、当然、資格のない人間が事件を事実上動かしていることから、業務の質に疑いが生じます。また、以前も記事にしたことがありますが、そもそも、当該弁護士事務所自体が、悪質なコンサルティング会社に乗っ取られてしまっていて、弁護士は名前だけ貸しているケースが最近摘発されていますので、要注意です(そういったケースでは、遅かれ早かれ、お金だけコンサルティング会社に持ち逃げされ事件は放置されています)。

 2 依頼したものの数か月以上経過しても事件の進捗がない。連絡をしても、弁護士が対応するものの、遅れている理由の説明がなく、あやふやな回答ではぐらかされる。

 →事件放置されている可能性があります。もちろん、依頼した事件によっては、性質上、もしくは戦略的に、すぐに動かせない、動かないケースが当然あります。ただ、数か月も停止することは稀ですし、そうであれば、事前に依頼者にその旨の説明は必須です。そういったケースは、残念ながら当該弁護士自身が心の病などにかかっていて、動きたくとも動けない、しかし事務所運営費用などの関係で、事件を受任せざるを得ない、でも件数が増えるほどさらに動けなくなる、、といった悪循環に入り込んでしまっている場合があります。

 3 示談について着手金無料と宣伝しながら、決裂して裁判になった場合の費用の説明がなく、実際に決裂した場合の費用が通常の事務所よりも高額、もしくは受けてくれない

 →依頼を受ける以上、最善だけでなく最悪のケースを事前に説明をしておくのが誠実な姿勢です。着手金無料自体は、弁護士事務所の営業戦略としてひとつの姿勢だと思いますが、都合の良いことだけを説明して受任誘導したものの、その後うまく行かず裁判に移行せざるを得ない場合に、信じて頼ってきた依頼者を切り捨てるかの対応はいかがなものかと思います。また、こういった事務所では、前述の1とも関連しますが、事実上事務員が事件を動かしていて、難しい裁判の対応をあまりしたくない、もしくはできないのではと推測される場合があります。

 弁護士 古市太一 (三重弁護士会所属 鈴鹿市出身) 

 

 

弁護士雑感57~指立てふせとブリッジ

 私個人の勝手な思い込みですが、勉強は努力すれば誰でも成果は上げられるが、運動と芸術、音楽はもちろん努力である程度はフォローできるものの、最後は持って生まれた才能最優先の世界じゃないかと思っています。

 この運動、私も昔から体を動かすことは嫌いではなく、特に格闘技系、高校で柔道、大学で空手、社会人・司法浪人時代は柔術、キックボクシングを習っていた時期がありました(ちょうど、当時、K1やPRIDE全盛期だったこともありミーハーな感じで)。もちろん、才能は全くないので、自慢できるような成果はありませんし、ほとんど動きも忘れていますが(さすがに今はゴルフ程度しかしてません)。

 ただ、格闘技にはまっていた大学1,2年の頃から、数十年経過した今まで、ブリッジと指立てふせ(※5本指だけで支えた状態で腕立て伏せ)、特にブリッジは腰痛の時期以外は、習慣として数十年ほぼ毎日寝る前に30秒程度ですが続けてきています。

 某雑誌では、小学校時代は誰でも余裕でできたこのブリッジも、40代以降になると、体が硬くなったり、筋力が落ちたりで、なかなかできなくなると書かれていました。継続は力なりですが、同じ40代以降の人間としては、ほんの少し、優越感を感じる瞬間でした(なお、ヨガではアーチのポーズといって色々良い効果があるとのこと)。とはいえ、鉄棒の逆上がりと、縄跳びの二重跳びは、もう一生できない確信があります。

 弁護士 古市太一 (三重弁護士会所属 鈴鹿市出身) 

 

 

弁護士雑感58~チャットGPTと弁護士業務

 既に利用したことがある方も多いと思いますが、最近、いろいろな雑誌やテレビ番組で取り上げられている、チャットGPTを使ってみました。

 文章生成AIという範疇にあるAIで、使ってみた感想としては、高性能な検索&文章作成システムといったものでした。

 出された質問に対して、ネット上の大量の情報の中から、最も正解に近い「確率」のものを、人間が作ったような文章に生成しなおしてまとめてくれるのですが、その文章の自然さ、わかりやすさは、今までの検索ツールには全くないもので、正直驚きました。

 ただ、あくまで問いに対して、AIが、正解の「確率」が最も高い(※ここが最重要ポイントで、「正解」ではない)と考える、「ネット上の」情報をもとに文章生成してくることから、例えば、私たち弁護士がやっている法律相談の内容を質問に入れ込んでみると、所詮ネット上の情報がもとになっていることから、法律の条文や、判例等の知識は正解でも、「実際はどのように運用されているか」といった、現実の場数を経験していなければわからないところまでは、当然ながら、答えられませんでした。実務で弁護士業務を経験していないが、法律の知識は勉強している人が本を見ながら答えているといった印象です。

 また、質問の仕方が抽象的だと、答えを絞り切れずに、うまくはぐらかすような回答をしてくるので(この辺りは、むしろ現実の人間が言い訳を必死にしているようで、妙に人間臭くて失笑してしまいましたが)、質問の仕方をより具体的にする等、利用する側もある程度の知識・能力がないと、うまく使いこなせない要素もあるようです。

 逆に、そういったネット上に文章化されていない、経験知的な部分を文章にできるのであれば、それらを大量に取り込んだうえで、的確に質問を作成して判断させると、限りなく、経験豊富な弁護士に近い回答ができる段階に至る可能性が高いことになります。

 また、交通事故の過失割合の確認、過払い請求の計算、契約書のチェック等のような、過去のデータの蓄積があったり、単純な計算、法律や判例に当てはめての判断だけである程度業務ができる分野は、処理能力や検索能力が凄まじいので、人間の優位性がもはやないと思います。いままで、弁護士業界では、そういった部分はパラリーガルと呼ばれる事務員さんに作業をしてもらっていましたが、その作業部分はほぼ代替可能になると思います。

 今のところ、遊びならともかく、自分自身の弁護士業務で使うことは、まだまだ現時点では「おもちゃ」程度の完成度なので危なっかしくてありえませんが、検索機能は間違いなく優秀ですし、上記のようなより単純かつ答えが複数存在しない付随部分での作業に利用することで業務の効率化が図れるか、趣味的に研究していってもよいのではと思います。

 

 弁護士 古市太一 (三重弁護士会所属 鈴鹿市出身) 

 

 

弁護士雑感59~いきなり弁護士名で通知が届いたら、、

 身に覚えのない件で、いきなり弁護士名で書面が郵便でとどいたら、、

 ①その弁護士が実在する事務所の、実在する弁護検索士か、ひとまず手元のスマートフォンでネット検索する。

 ②ヒットして出てきた場合でも、念のため、所属する都道府県(通知書に記載されている事務所の所在地)の弁護士会のHPで、会員名簿にも載っているかチェックする。

 ③①②が問題なかった場合でも、実在する弁護士を名乗る「なりすまし」の可能性も否定できないので、連絡手段として通知書記載の電話番号や住所と、②の弁護士の会員名簿に掲載されている電話番号が一致しているか確認する。

 が、ひとまず簡易に確認する手段でしょう。

 我々弁護士は、通知書には必ず、事務所名、所在地、電話番号は最低限記載しますので、これがない通知書であれば、ほぼ詐欺と判断してもらってもよいと思います。

 また、実在はするものの、ネット検索してもなかなかヒットしない場合があります(主に企業や、公共機関を顧客としている事務所や、年配の弁護士しかいない事務所等)。そういった場合は、少なくとも住所は記載されているはずですので、②で確認することになります。

 そのうえでも、まだ不審点や、内容への疑問点があれば、「何もせずに」法律相談されることをお勧めします。

 それ以外にご相談で多いのは、~日以内に返信を、、という記載の効果です。これは無視されたままでも困るので、弁護士側が設定するひとつの目安です。これを過ぎたからなにか法的に不利になる、というものではありません。

 ただ、あまりにこの期間を超過していると、法的措置(裁判など)に移行する目安にもしていますので、注意ください。

 

 弁護士 古市太一 (三重弁護士会所属 鈴鹿市出身) 

 

 

弁護士雑感60~ギバーとテイカー

 アダム・グラントさんという学者さんによって提唱された人間の性格、タイプの分類の仕方のひとつに、ギバー、テイカー、マッチャーという分け方があるようです。

 具体的には、①「ギバー」は、相手である他人を中心に考え、他人である相手が何を求めているかを注意深く考えるタイプ、②「テイカー」はとにかく常に多くを受け取ろうと行動し、とにかく自分がより有益になるように持っていき、とにかく他人である相手の望みより、自分の望みや利益を優先していくタイプ、③「マッチャー」はギバーとテイカーのちょうど中間で、与えられなければ与えないけど、何かをしてもらったら恩を返すというタイプ、とのことです。

 そして、世の中の人間をこの3つに分けるとすると、比率的には、多数派がマッチャ―型、少数派として、ギバー型と、テイカー型とされています。では、この3タイプで最も成功したり豊かになるのはどれかといえば、上記学者さんによれば、①のギバー型ということです。この点は、納得いく方が多いのではないかと思います。

 問題は、同じ少数派の②テイカー型の人との関わり方です。この②テイカー型の人は、何も与えない人ですので、③のマッチャーからは、遅かれ早かれ相手にされなくなります。

 なぜなら、③のマッチャーは、与えれば返してくれる人ですが、テイカー型の人はとにかく自分中心で何も与えない人だから、結局、いやになったマッチャーからはいずれ相手にされなくなるからです。

 そのため、②テイカー型の人は、相手を中心に考え献身的な①のギバー型の人を常に捜し求めて、すり寄らざるを得ない。

 それゆえ、①のギバー型の人が前述のとおり、最も成功する可能性があるとともに、同時に、この②テイカー型の人に取りつかれてしまうと、根こそぎ奪われてしまう可能性があるということです。

 他方で①ギバー型の人は、与えても与えただけ奪い去っていくだけの②テイカー型の人から狙われる可能性があることを十分認識しつつ、決して自己犠牲型のギバーにはなっていはいけない、とのことです。

 この理論はあくまでひとつの性格分析ではありますが(実際には、場面ごとに人はテイカー寄りにもなったり、ギバー寄りになったりすると思いますので)、自身の置かれている状況(自身がテイカーになり過ぎていないか、逆にテイカーから搾取されるだけのギバーになっていないか等)を分析するひとつの視点としてアリかなと思います。

 

 弁護士 古市太一 (三重弁護士会所属 鈴鹿市出身) 

 

 

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ごあいさつ

すずか市民綜合法律事務所

代表弁護士
古市太一
(三重弁護士会所属・鈴鹿市出身)

弁護士
古市佳代
(三重弁護士会所属・津市出身)
【代表弁護士ご挨拶】

 ホームページを訪れてくださった皆様、はじめまして。

 すずか市民綜合法律事務所の代表を務めております弁護士古市太一と申します。

 当事務所は、私と、妻である弁護士古市佳代の二人が、「地元三重の市民の皆様に、ベストな法律サービスを、適切な経済的負担で提供する」という理念の下、私の出身地である、鈴鹿市に創立されました。

 いまだ弁護士というと、敷居が高いイメージがあり、「弁護士を頼むと大事になる」というイメージもあると思います。

 しかし、世の中には、簡単な法律を知らなかったがために、まったく理不尽な結果を押し付けられたり、右往左往する方々が多々存在します。

 当事務所では、できるだけ、従来の敷居が高いイメージをなくし、市民・企業の皆様に、適切な「法律サービス」を提供していくことができるよう、全力で活動をしていく所存です。